47 木曽海道六拾九次之内 大井
(きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち おおい)

広重画 版元錦樹堂

 大井宿から次の大久手(湫)宿に至る路程は、狭いうえに登り下りの繰り返す峠道で、その様子を起伏のある山並みの描写により象微的に描いている。
 降りしきる雪と微動だにしない馬上の旅人で表現された静寂の世界、そこを一歩一歩慎重に進む馬子と馬の動きを見事に対比して表現しており、広重の描いた雪景の作品のなかで秀逸であるといわれている。