藤塚さま 3/6 ページ  
     

 おじいさんはこの土地を買ってから、木を切ったり掃除を始めたもんで、みんなが、
「たたらっせるで、いらんことをしなれんな」
と止めたけど、おじいさんは昔から自分の家にあったように大事にしてな。お寺さんを頼んで供養をしたり、四十センチメートルぐらいの丸い白然石に「藤塚」と彫り込んだ石碑を立てたそうや。それから今まで毎月一回は、ちゃんと線香を立てたり、お花を供えたり、お正月には門松や特別のお供物をして大事にしてあげたもんで、おじいさんや、その家の人には、なんのたたりもありません。