ピンチュージャカジャカ 1/8 ページ  
     

 わしはことしで八十六歳になるが、わしがまんだ小さいころ、うちのおばあさんから、よう聞いた話や。そのおばあさんが、まんだ子供のときに、そのおばあさんから聞いた話やげなで、もう何百年も昔からずっと伝わってきた話やな。

 昔、あるところに、気がやさしゅうて親切で、よう働く、ええおじいさんとおばあさんとおったと。おじいさんは山仕事をして暮らいとったもんで、この日も、いつもと同じようなまわしをして出かけたと。おばあさんは、もちを弁当にして、しょいこの中に入れてやったもんで、おじいさんは、
「ヨイコラショ」
とかっいで山へ行ったと。