魚のいない川 3/4 ページ  
     

小僧さんは、和尚さんのすることが何だかわからないので、本堂の廊下に立って見ていました。和尚さんは、今度はその紙を水に浮かべました。紙は流れて行ってしまいました。

 次の朝、小僧さんがお寺をぬけ出して川へ行ってみるとどうでしょう。いっもならたくさんいる魚の姿が一匹もいません。これは不思議だと思って、少し下へ行っても、また上の方へ行っても魚の姿は一匹も見当りません。これはどうしたことでしょうか。小憎さんはすごすごとお寺に帰ってきました。