脇本陣のおばあさん 2/42 ページ  
     

 ご承知のように、伏見の町は徳川様の時代には中山道の宿場町(しゅくばまち)で、東は御嵩、西は太田という宿場になっていて、それはそれはにぎやかなところであったようでございます。
  どの宿(しゅく)にも「本陣(ほんじん)」と申しまして、大名や身分の高い人がおとまりになる所と、大体それと同じ程度の「脇本陣」がございまして、これらの所には、普通の旅人は、とまることが許されず、「はたご」とか「きちん宿」という所にとまって旅をしていました。伏見の本陣は今の公民館がある所で、国道の南側に「伏見本陣跡」という大きい石碑がたてられてございます。