縣(あがたの)宮 3/5 ページ  
     
 あるとき、近くの元気のええ男の人が、何か出てくるのかと思って勇気を出して掘ったら、割れたかわらや瀬戸物ばっかで、何もええものが出なんだもんで、もとのように埋めておいた。どういうもんか知らんが、ひょうしが悪うてその人の奥さんは、とても丈夫な人やったけども、急に病気になって、一年ちょっとたってなくなってしまった。それで、やっぱりたたりもあるもんやと、話し合ったな。