鬼の首塚 3/26 ページ  
     
 酒てん童子と言うのは、当時の丹波の国、今の京都府の北部で、天の橋立のある宮津市に近い大江山にいた大悪人の盗賊で、大勢の家来を持ち、ときどき京都の都へ行っては人をさらったり、物を奪ったりしました。そこでたびたび朝廷から征伐に行ったけれども、住んでいる場所が天然の要塞のように頑強の上、大将の酒てん童子は勿論のこと、多くの家来たちは暴れん坊で、どうしても捕らえることが出来ませんでした。